あいてぃーがんしょう
『IT眼症』とは、コンピューターを長時間使用することにより、目の疲れ、充血、ドライアイ、頭痛、首・肩・腕・手・腰の疲れや痛みなどの身体症状、不安感やイライラなどの精神神経症状を起こす病気です。別名、『VDT症候群』、『テクノストレス眼症』ともよばれています。
昔に比べて現代では長時間のパソコン使用、テレビ視聴、TVゲームなどで非常に目に負担がかかり、酷使する生活環境にあります。まばたきは平常約3秒に1回していますが、読書時は約6秒に1回、さらにパソコン使用時は約12秒に1回に減少します。まばたきの回数が減れば、そのぶん涙が蒸発しやすくなり、涙液蒸発亢進型のドライアイを引き起こし疲労をまねきます。また睡眠前にパソコンやテレビを見ると、脳が軽い興奮状態になるためなかなか寝付けなくなります。その結果、睡眠時間が減り、目を休める時間が少ないのが現状です。
「もしかしてIT眼症かも?」と思ったら、どうすれば良いでしょうか?まず、作業中は意識的にまばたきを増やし、こまめに休息をとるようにしましょう。パソコン作業を45分以上続けると、ミスが急増することが報告されています。仕事の能率を上げるためにも休み、蒸しタオルなどを目の上に当てることでマイボーム腺からの脂の分泌を活発にして油膜層を作り、涙液層の蒸発を防止したり、潤い効果のある目薬をさすようにしましょう。
室内の温度は17~28度、温度は40%~70%で、エアコンなどの風が直接あたらないようにする。
太陽光線が画面にあたらないようにブラインドやカーテンで調節する。
光源が視野に入らないようにする。
室内と手もとの明るさの差はなるべく小さくして、見やすい明るさにする。
画面に照明器具や窓などがうつりこまないようにする。
キーボードは、ディスプレイから分離していて位置の調整が可能であるものにする。
ディスプレイは見やすい位置に置く。
椅子に深く腰かけ、背を背もたれに十分にあてるようにする。
足の裏全体が床につくようにする。
IT眼症は、自覚症状が主で客観的に証明するものがないことも多いため、真の原因がつかみにくく目薬をさすなどの対症療法でしのいでしまいがちです。しかし、目は精神的ストレスや過労、睡眠不足など、体調不良があらわれやすいデリケートな器官です。健康な目を維持するために、睡眠を十分にとるなど生活習慣を見直し、日頃より目をいたわるよう心がけましょう。
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